命名の由来
「日本空手道直心会」の命名者は最高相談役であった故・龍仁大居士先生で、先生が宗家杉江征心の為に特別に下さったものです。
日本の聖徳太子、中国の蘇東坡に匹敵する大人物として印度に維摩居士という大居士が出現していますが、この維摩居士は「直心は是れ道場なり。虚仮(噓の意)無きが故に。」と述べて、直心それ自体が道場と見て居りました。(維摩経「菩薩品」第四)
ここから日本空手道直心会と命名されました。
また、先生が専攻されていた印度哲学の中に「直指人心」という言葉があり、この直と心を組み合わせたものが直心となります。「直指人心」とは、自分の心を真っすぐに見つめ「真正の見解(悟り)」を求めよという教えであり、故に直心とは、「正しいことをいちずに思いつめる心」を言います。
直心の心を要約すれば、強い心、正しい心、思いやりの心です。
直心会においては、これらの精神を受け留め離さない日々の修行を最も大切にしています。
指導理念
直心流会は、正統空 手道を通じて心身鍛錬を図ることを主眼としていますが、少年部においては、「心」の健全育成を第一義とした指導を行っています。厳しい 実技修錬の中で「忍耐・集中力・積極性」の強い心が、また団体生活の中で「人としての道」の正しい心が、そして「師弟・長幼・盟友が、礼節を尊び、協力 し、助け合う」ことから、思いやりの心が培われるように、指導方針を「心」の練成としています。また、一般部においては、個々の目的に合わせて鍛錬の空 手、競技の空手をすすめつつ、「心・体・技」の三位一体の涵養に努め、広く社会に貢献できる人間性豊かな会員の育成を目指した指導を行っております。
道訓
直心流会空手道修行者は礼節を重んじ、心・体・技三位一体化の境地を追求し、温和・謙譲・克己の心を忘れることなく、常に己を虚しく自省し、術より人の道を探求すべし。道場は神聖にして心の霊場なり。粗暴な喧嘩、口論、他流試合等せし者は破門す。 日本空手道直心流会 宗家 杉江征心
宣誓文
我ら空手道修行者は、無法な練磨を為さず、同門相和し、共に心身を鍛練し、人格を陶冶し、人類社会に貢献せんことを、誓う。
加盟団体
(公財)全日本空手道連盟
愛知県空手道連盟
全知多空手道連盟
名古屋市北区空手道連盟
お問い合わせ
Mobile QR Code